ローン以外に住まい購入後にかかる費用は

住宅ローンのほかにかかる費用のイメージ

賃貸住宅に住んでいる場合、住居費として毎月の家賃支払いが発生します。一方、住宅を購入すれば、ローンを払い終わった時点で住居費は発生しなくなる、そう思っている方もいるかもしれません。しかし住宅は購入代金を支払い終わったら一切の出費がなくなるわけではないのです。さらには住宅ローンの返済と並行して、維持費用もかかることを知っておかないと購入後の返済計画に支障が出ることもあります。

では具体的に住宅購入後、住宅ローンの返済以外にどのような出費があるのでしょうか。

「固定資産税」と「都市計画税」の納税義務

まず不動産を所有すると、「固定資産税」と「都市計画税」の納税義務が発生します。この2種類の税金は、1月1日時点で固定資産税課税台帳に登録されている納税義務者に対して毎年課税される税金です。

 

課税標準額と呼ばれる固定資産税を算出するための基準額があり、その1.4%が固定資産税、0.3%が都市計画税はとなっています。合計で課税標準額の1.7%を毎年支払わなければなりません。

 

固定資産税は、土地・家屋といった固定資産に対して課税される、一般財源に充てられる普通税です。都市計画税は、都市計画区域内に所在する土地・家屋に対して課税される、特定財源に充てられる目的税です。

 

固定資産税と都市計画税の納付書は、毎年4月〜6月頃に市町村(東京23区は都)から納税者の自宅に送付されます。一括納付してもいいですし、4回分割納付も可能です。また新築住宅や長期優良住宅を購入した場合は、一定期間の固定資産税軽減措置があります。

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