資金計画や費用のこと
無理のない支払いについて家づくりで悩ましい問題の一つに、予算決めが挙げられます。
ほとんどの人にとっては一番高いお買い物になるのですから、何から考えればいいのか見当がつかなくなります。
支払いにあたってはまず、住宅ローンの仕組みを理解する必要があります。
ここでは、住宅ローンのうち、返済方法と金利について紹介します。
返済方法について
一般的な返済方法は「元利均等返済」です。これは、毎月返済する元金(借入した金額)と金利の合計が支払期間中に一定となる方法です。
返済額が毎月一定だと、家計のやりくりを考えるのに見通しが立ちやすいです
しかし、この返済方法は、支払期間の前半は金利部分のほうが多くなり、最初のうちはローンの残高がなかなか減りません。
一方で、「元金均等返済」は、この欠点を補う支払方法です。これは、毎月返済する元金を均等として、金利分を借入残高に応じて支払う方法です。
返済当初の返済額が最も高くなるため、初期の返済負担が大きくなりますが、元本の減少が早くなるため、総支払額は少なくなります。
金利について
金利は、大きく固定金利と変動金利に分類することができます。
固定金利
「固定金利」は返済期間中、金利水準が一定となる方法です。
そのため、インフレなどによる金利上昇の影響を受けず、返済総額を確定することができ、将来の支払い計画を立てやすくなります。
一方で、契約後に金利が低くなっても利息が変わらないといったデメリットがあります。
変動金利
これとは逆に、「変動金利」は半年ごとに金利の見直しを行い、返済額のうち金利部分が変わります。
見直し後に金利が上昇した場合は、月々の支払額がすぐに上がるのではなく、5年間の猶予期間があります。
ただし、総支払額は金利分上昇するので、注意が必要です。
自己資金や収入、家族構成に応じて、それぞれ最適な借り入れ方法を選択することが重要でしょう。
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